家入さんの「もっと自由に働きたい」

4799311816もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)
家入 一真
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012-08-26

by G-Tools

家入りさんの新刊です。
Livertyに代表される「もっと自由にいきよう」ってことの提言、って感じです。全体的に。

若い人(これから社会にでる、もしくはまだ社会に染まりきってない人)向けに書かれている本なわけですが、「自由に生きる」のは結構なことなんだけど、「自由ってなにか」ってことについて考えながら読まないと、ただの自分勝手なっちゃうんじゃないかと心配になったり。

これから語っていくことは、あくまで「僕の場合」のことだ。あなたはあなたであって僕ではない。僕の考え方にすべて同調する必要もない。これはそう、これは違う、と、鵜呑みにすることなく、自分の頭で考えてほしい。
と、本書の冒頭でも書かれていて、これをそのまま鵜呑みにする人も実践する人もいないとは思うけど、こういうことを実践して成功する運のいい人もいるんだなーくらいに読むのがいいんじゃないかと。
ちなみに僕は「これはそう」と思ったのが3割くらい。「これは違う」と思ったのが3割くらい。「別にそこはどうでもいい」って思ったのが4割くらい、ですかね。
ただ、僕はある程度、今の社会システムに適応できている方だと思ってて、すでに「社会の常識」と思われているモノに、僕自身が捕らわれているからってのもあると思います。今の社会になじめない人もいるわけで、そういう人にとっては「あー、そうそう!」って膝を打つことが多いのかもしれないです。

で、読み終わった感想としては「自由ってなんだっけ?」っていう疑問。
「もっと自由に働きたい」って、自由、なんだよ、今も十分。
会社に勤めるのも自由だし、勤めず独立するのも自由だし、余暇を使って勉強するのも自由だし、起業の準備をするのも自由。勤めてると副業規定とかで複数の収入先を用意するってことに関しては自由がないかもしれない、でもそんな勤め先を選んだのも自由選択の中で自分で決定した事だしなと。
仕事に遅刻するのは自由、とは違うし、他人に迷惑をかける事を前提とした自由もなにか違う気がする。

自由ってのは責任とセットなんだよなー。
責任を負うから、その分の自由が与えられる、ってこと。
複数の選択肢からどれを選ぶかは自由、だけどその選択の責任は負う、って感じで。

この本読んでて想ったのは、家入りさんは自由を語るには責任負わなさすぎじゃないかなーと。
そういうトコロが、人を惹き付ける要素なのかもしれないけど、そんな人はたくさんいてもらっても困るんじゃないかなーと。