『粉飾の「ヒーロー」、堀江貴文 彼がいまだにわかっていないこと』を読んだ

B00I33CM3E粉飾の「ヒーロー」、堀江貴文 彼がいまだにわかっていないこと
ライブドア株主被害弁護団
インシデンツ 2014-01-27

by G-Tools

このツイートで本書の存在を知りました。

で、さぞホリエモンの悪口を書き連ねているんだろうということを期待して読んだんですがそんなこともなく。

本書は、ライブドア事件で損害を被った元株主(個人3320名、法人25社)がライブドアやその役員を相手取って損害賠償請求訴訟を戦った記録を「ライブドア株主被害弁護団」の目線での事実として書かれたものです。
ホリエモンをはじめとする本件の被告にあたる方にとっては、「事実とは異なる」点があるのかもしれませんが、この事件の当事者としての本訴訟の原告側からみた事実というものなんだと思います。

原告になった元個人株主の方々も、弁護団を形成した各弁護士の先生も、それぞれにストーリーを持っていて、これに被告になった元ライブドアの役員たちも加わって10年後くらいに「あの時はいろいろあったねー」なんつって一緒にお酒を酌み交わす日が来ることを願わずにはいられません。

本訴訟は「株式投資は自己責任」と言われる中で、最終的には満額の損害賠償を勝ち取った稀なケースです。
その具体的な内容が記されているので、今後集団訴訟をおこそうと思っている方は参考にされてはどうでしょうか。

で、本書のタイトルになっている『粉飾の「ヒーロー」、堀江貴文 彼がいまだにわかっていないこと』は完全に釣りタイトルです。釣られました。
ホリエモンに対する恨みつらみ、誹謗中傷、どんなけクズで悪党でウンコなのかが書かれているかと思いましたが、そんなに感情的な記載はなく、元株主の主観的な台詞として辛烈なことは書かれていますが、可能な限り客観的な事実を記録しようとしていて、ある意味期待はずれでした。

あと「堀江貴文 彼がいまだにわかっていないこと」とありますが、それがなんなのかも書かれていません。
弁護士な皆さんがタイトルで釣るってどうなんですかね。
でも面白かったですよ。