「強いチームはオフィスを捨てる」を読んだ

4152094338強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」
ジェイソン・フリード デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン 高橋 璃子
早川書房 2014-01-24

by G-Tools

先日読んだ「小さなチーム、大きな仕事」の続編というか、リモート環境で働くことをテーマにした本です。

リモートで働けば、出勤のための移動時間も、満員電車のストレスも、通勤圏内に住まなきゃいけないという不自由からも開放されて、もっと生産活動に集中できますよ、と。

まあ、そんなバラ色なことばかりじゃないことも本書では触れているんですが、これから在宅勤務を導入するためのノウハウとか、気をつけなければならないことなどが具体的にあげられてます。
その中で、「上司の目が届かないとサボると思いがちだが、もっと注意が必要なのは働き過ぎのほう」というようなことが書かれていて、あー、それはなんかわかるわー、と。

出勤時間と退社時間って概念が曖昧だし、やろうと思えば四六時中仕事ができる環境だし、終電がないからやめ時が難しいし、仕事とプライベートの線引きって実はすごく難しいと思うんです。
別に仕事してる訳じゃなくても、なんとなく仕事のこと考えてたり、「あー、やらなきゃいけないことがあるなー」とか考えながら過ごしてると全然気持ちが休まらなかったりとか。

リモートで働くための環境はほぼ整ってきた、というのは事実なんだろうなと思います。あとはそれを使う側の僕らが、自律と自制でもってオフィスで働いてた時と同等以上の成果を出せるのかってコトなんでしょうな。

実はオフィスに出勤して働くのって、すごく気分的には楽なんですよ。
なにしろオフィスにいる間は、成果があがったかどうかに関わらず「働いた」と見なされるから。朝オフィスに出勤して夕方帰るまでの間、たとえネットサーフィンしかしてなかったとしても勤務時間としてみなされて給料の対象になるんだけど、在宅になるとそんなわけにはいかなくなって、どんな成果を生み出したか、だけで判断されるようになるわけです。すごくシビアに。

「会議ばかりで全然生産的な活動ができてないな」なんて思う人も多いと思うんですが、会議がなくなったらとたんにやることがなくて時間を持て余しちゃったりして。
会議に参加してると全然実りがなくても仕事した気になれるという罠があって、だからなのか、やたらと会議設定してくる人がいたりして。

そんなわけだから、生産性をもっとあげたい、報酬は成果に応じて支払われるべき、と思っている経営者が積極的に在宅勤務やリモート勤務を導入するべきなんじゃないかと思った次第です。はい。